長野県の消防設備点検、自動火災報知設備の改修、消火器交換・設置は信越商事株式会社へ。

今回は誘導灯についてお話させていただきます☆(>ω・)

誘導灯といえばあの緑字にヒト型のシンボルでおなじみの、誰もが目にしたことのある消防設備であります！！

以前は長方形の蛍光管タイプが主流でしたが、現在は正方形のLEDコンパクトタイプが主流となっています(>∀<)b

LED電球は10年持つ、なんてよく言われていますが、LEDが一般家庭向けに発売され、支給し始めたのが2009年頃、

今年でちょうど10年になります。消防設備のLED誘導灯も同年の2009年より発売されています。

私も点検現場で同年製造の設備を多数点検させていただいておりますが、物理的に破損させたりしない限りは

ランプ切れしている灯体はほとんど見たことがありません(*OчO*)

メーカーさん、さすがですっっ！！･:*+.(( °ω° ))/.:+

しかしながら、表示板に汚れもなく、しっかりと点灯していて必要な輝度も確保されている場合でも

点検結果表に『 × 』と記載しなければならないことがあるのです・・・(･-･`*

それは誘導灯内蔵の自動点検機能によるランプ表示異常の項目です。

消防設備の点検要領も設置されている設備の実情に併せてその都度廃止されたり、改正されています。

平成29年より施行された「消防予第80条」により上記の点検要領が追加されました。

＜誘導灯 点検要領の抜粋＞

＜誘導灯 点検票＞

自動点検機能というのはランプが外れていたり、ランプ内蔵のバッテリーが交換の時期を迎えると、

赤色や緑色のランプに点滅もしくは点灯し、不具合を教えてくれる機能のことで、

一目で見ただけで判断ができる便利な機能のことを言います+｡ﾟ(`-ω-*)bｷﾗｯ

とても便利な機能ですが、気になるのはその交換時期はどのように設定されているか？ということです！！

某誘導灯製造メーカーのホームページによると、現行のLED誘導灯は、ランプ定格寿命は60,000時間です。

⇒赤モニタが60,000時間で点滅開始です。

簡単に言えば設備自体に「タイマー」が設置されているのです

60,000時間は約7年、多少の個体差はありますが概ねこの目安通りにランプ交換表示が点灯、点滅しています。

なので、設置から7～8年経てばどの個体でも自動的に点滅する仕組みになっているということになります！！

先日、お客様から

「最近、誘導灯下部の赤いランプが一斉に点滅してるんだけどなんで？」というお問い合わせをいただき、

上記の自動点検機能によるお知らせ機能表示であることを伝え、点検基準でも不備扱いとなることから

ランプ交換をご提案させていただきました。が・・・

「ちゃんと点灯していてランプが切れたわけでもないのに、全部交換しないといけないのは正直ちょっと納得できないなぁ・・・」というこちらも納得してしまうようなご意見をいただきました(>_<)

建物の規模が大きければ誘導灯の個数も多いですし、比較的安価で済むランプ交換でもかなり費用はかさみます。

しかも明らかに目に見える形での不備ではありませんので、改修を躊躇されるお気持ちはとてもわかります(o´･ｪ･`o)

しかし、消防設備というのは火事等の有事の際に100％正常に機能しなければ意味をなさないものです(๑•̀o•́๑)۶

私自身、様々な点検現場で、右も左もわからない地下室の暗闇の中で誘導灯の明かりひとつあるだけで

どれだけ安心できるか身を持って感じていますヽ(○･▽･○)ﾉﾞ

また、バッテリーの点検ヒモを引っ張った際にバッテリー不良で点灯せず暗闇に包まれた時、

これが万が一災害時だとしたら・・・・・想像すると背筋が凍る思いを何度も味わっていますヾ(･ω･`；)ﾉ

照明器具のLED化から今年で10年、誘導灯のランプ交換の事例もだいぶ増えて参りました。

弊社を問わず、これからLED誘導灯のランプ交換を提案されることもあるかと存じます<m(__)m>

大切なお客様とお客様の顧客の安全のためにも、ランプが切れたら交換でななく、

いかにランプを切らさないようにするかでご判断をいただき、

LEDランプの交換にもご理解をいただければと思い、今回はこのような内容の記事を書かせていただきました(＊σωσ)♪

（´-`）.｡oO（見上げてごらん・・・誘導灯の自己点検機能表示ランプを・・・笑笑笑）